寝落ちの多幸感

ゲームなどの感想・趣味嗜好

【幻想水滸伝1】3孤独と補完

もしかしてグレミオって素足の短パン!?

あの頃は気付かなかった事が今になって分かることが沢山ある。ゲームのお話も見えなかったものが見えることが沢山だ、まぁ今の時代が考察動画もあれば攻略サイトも充実してるから…ってのもあるんだろうけど…。そんな中でアナログで気づきを得た時には自分の成長を感じられる。グレミオって短パンなの?生足だったの?知らんかった…

以降毎度ながらのネタバレ。~戦士の村前まで

〇ビクトールってすげぇよな!?

予感が当たるビクトール。察し能力がえげつねぇ高さで、その場を切り抜ける話術や行動がすげぇビクトール。若くてヤンチャで勢いと素直さで生きてるフリックとは正反対なポジションだよねビクトール。当時はフリックが好きだったけど、今はアジがあるビクトールが好みだよこれは私が年を重ねたからか!?

ビクトールって何歳なんだろう、ある程度色んな事を経験した人だよね。旅の先々でいろんな人と交流をしてきた人じゃないとなかなかここまで空気を読めないと思う。大男でむさい印象が強いのに、コミュニケーション能力が高すぎよ。ゆく先々で何してたんだよ、さてはその言葉巧みな話術で女性経験もなかなかなんじゃない!??

母を早くに亡くしてしまい母親代わりにもなっていたであろうグレミオ。洗濯物とかシチューとか、家事全般をこなしつつ一緒に沢山遊んでくれたりもしてたんだろうなぁ…。当時グレミオが途中離脱してクリアし、グレミオ生存説があることを知った。その方法が坊ちゃんの発言を頼りなくしまくってたら死なないって聞きた記憶から、うちのリオくんはダメダメ坊ちゃんで進んでいる。
グレミオ離脱がかなりショッキングで、もうウン十年も経ったのに覚えている←ただどのタイミングでだったのか、どんなシーンだったのかは忘れている。から、このシーンで焦った。え!?もうフラグ立っちゃう!?早くない!?と戦々恐々だ。

改めて感じたのは、当時のあるあるパターンがもはや新鮮だな…とw半強制な成長物語で、こちらの感情は割とおざなりの「おまえ、成長したな…」発言。加えて突然登場したエルフとドワーフ、獣人たちの関係性。今の時代ならきっとそれも意味を持たせるストーリーにするんだろうけど、それはそれ、あんま関係ない!って切り捨てる感じとか、当時のゲームらしいなと思ってみていた。だからこそ、想像力で補う力があったようにも思う。ドット絵で表情も分かんないしね。二次創作がはかどるわけだわ、納得。そしてその想像力を誘発する布石が、そこかしこにちりばめられているんだろうな…と。…逆か。表現に制限があったからこそ感情や想像力を誘導する布石が必要だったのかもしれない。今やすっかり映像も綺麗になって求めるものが変化した。私のようなこの時期に遊んでいたプレイヤーが何となく昔のゲームってなんであんなに秀逸なストーリーだったんだろう…とか思ってしまうのは、その想像力を刺激されまくった結果ゲームの見えていないストーリーを補完しているからなんだなと気付いた。
ちりばめられた情報を受け取って、自分で最高傑作のストーリーを補完させているのだ。それは最高に面白いに違いない。
私の中のグレミオも、赤ちゃんの頃からお世話しているグレミオや坊ちゃんとテッドがいたずらしている様子に困り果てている様子が、見てもいないのに浮かんでくる。

このビクトールの察しの良さよ…w

子ども心にソワソワしてしまったワンシーンw
懐かしすぎる…!!
ここでも落ち着て状況判断ができるビクトールと、ヤンチャでまだまだ若いフリックの差が良く出てる。一生懸命お酒を注ぐフリックがかわいいのと、今見ればそうやって大人になっていくんだねフリック…とさえ思えちゃう。やだぁ、私ほんとうにビクトール側になってしまったなw

 

あああああここだったんかいグレミオぉぉぉぉ!

変なところに扉があるなーとか思ってたよ!!そんで当時の私もまったく同じこと思ってたのを今思い出したよ!!!!なんか火が燃え盛って…とかそんなシーンだったような?という、色んなゲームのシーンがごちゃ混ぜでグレミオ離脱シーンが2.3こ脳内再生できてしまう謎。でもそうか…ここだったか……。

この後のシーン、マッシュが助けに来てくれて帰りましょう…みたいなことになるんだけど、そのマッシュたちがグレミオの死に対してそっけない印象だったんだよね。それがプレイヤーの感情をより悲しくさせるというか…。からのビクトールが服らを回収するシーンですよ…!!!人情のビクトールだよ、好き!!!

ところでダメダメ坊ちゃんだったら死ななかったってやつは、あれはなんだったんだろう?もしやそれも色んなゲームのシーンごちゃ混ぜで作られた記憶だったのかな!?それともまだダメダメ坊ちゃんを演じてたらいい?w

ブラックルーンをいつのタイミングでウィンディからもらったのだろう?あと気になっているのがクワンダのところに行くときだ。途中でボス戦だったんだけど竜みたいなモンスターだったんだよね。なんで竜が突然出て来たのか分からん。ブラックルーンと関係があるのかな。ってブラックルーンってなんだろう。でさぁ…ルーンってあれじゃん、百英雄伝ではルーンだったよね?まさか…ルーンが幻想水滸伝でも登場してた…!!実は幻想水滸伝シリーズは1.2しかやっていない。3.4.5は気になりつつもゲームから一時離れていたこともあって触れていないのだ。だからブラックルーンがどこかで登場してたかもしれないけれど、私は全く分からない。1.2リマスターの次に3.4.5も登場してくれないかな…。

グレミオの仇を取りたい気持ちはあれど…選択肢に許す項目があったこと、クワンダでも仲間に出来たことから当時はめちゃくちゃ迷ったことを思い出す。

父との戦闘…。

父はブラックルーンに操られていた様子はあまり感じない。バルバロッサとの友情と恩義、仁義を貫く姿勢のように感じる。父が操られている印象がないからこそ、坊ちゃんは悩むんだよね。今の行為は正しいのか、間違いなのか。父と対峙してまでリーダーをする必要性。そして父が敵として自分を見る悲しさ。

リーダーって……孤独よねぇ。

バルバロッサもまた孤独だったのかもしれないね。何かの長って、結局孤独になるんだと思う。坊ちゃんも、リーダーにさせられたとはいえ…ここは孤独を感じてしまうシーンだった。誰も寄り添ってくれない。寄り添ってくれるけど、寄り添ってくれない。大きな流れの中で取るべき行動と、心は連動しない。グレミオの存在がこの時とっても大きくなってしまった。最初はグレミオクレオたちと同じ意思で行動していたはずなのにね。そうした積み重ねが、本当に坊ちゃんをリーダーにさせてしまったんだと思う。

 

てなわけで父との別れまで進んだ。どんどん進んで楽しすぎる。実を言うとブログをちまちま書いている間にクリアしてしまった。面白過ぎなんだもん…

ため、次回はもう一気にラストまでまとめた記事になりそう…!